
弊社の仕事・実例集のための第2HPです。
0952-73-2411
佐賀県小城市三日月町石木166-1
皆さんお元気ですか?バッチリ!カトシンです。
今回はお問い合わせも多い・・34ワゴンR雨漏れ修理です。
てっきり以前修理したパネルのつなぎ目から?と考えてましたが・・。
今回の原因は違ったので・・対策と合わせて報告致します。
それにしても・・この型のワゴンR・・運転席の雨漏れ事例は多いですよね。
雨漏れを放置するとカビが繁殖して健康被害にも発展します。
走行には支障は無いとはいえ・・早めの修理をオススメします。
運転席側から水が流れ・・エネチャージバッテリーがある助手席側が水没したらヤバいですからね・・。
カーペットをめくってみると・・雨水でべっちょりです・・。
念のためにルーフモール下のコーキングをチェックしましたが・・亀裂は無さそうです。
では・・現状、どの辺りから雨漏れしてるかを確かめます。
ルーフから水を掛けたら・・床に水が流れてきました。
次はワイパー辺りから放水します・・床に水が流れてきました。
以上の事例から・・水漏れ箇所はワイパーより下側に存在する・・事が分かります。
(2か所同時雨漏れの可能性もありますが・・ミニマムなので排除します)
漏れた水が流れてるのは・・右フロントピラーの裏側です。
矢印の様に・・水が流れてます。
放水するのが・・屋根からでもワイパーからでも同じように流れてるので・・漏れてる箇所は同じ・・と推測出来ます。
ワイパー周辺に放水した水は・・ワイパーモーター下を流れて・・フロントピラー周辺に排水され・・フロントフェンダー裏側を流れ・・地面に排出されます。
なので・・邪魔なフロントフェンダーを外します。
フロントバンパー・ヘッドライト・右フロントフェンダー・カウルトップパネル・ウオッシャータンクを外します。
これで水の流れが可視化出来ます。
カウルトップに放水をして・・水の流れを再現します。
水を流しながら・・怪しい箇所の水を掛けたり避けたりする事で・・水漏れ箇所を探すのです。
以前の水漏れは補強パネルの内側・・フロントピラー接合部でしたが・・。
今回は・・どうやら違うようです・・。
右の写真の・・黄色の部分が怪しそうです。
矢印の部分は・・ボンネットを開けるケーブルの出口です。
この部分はゴムで防水されてますが・・何だか緩いです。
少しワイヤーをいじってると・・スコッ・・と中に入ってしまうでは・・あーりませんか。
こんなユルユルでは・・防水がダメですね。
取り敢えず・・ここから修理して様子を見ます。
防水ゴムをハメ直してみましたが・・緩いです。
ゴムが硬化・収縮してるのか・・外に出る部分の大きさが足りず・・少し押すだけでゴム自体が車内側に入ってしまいます。
そんな時は・・ブチルゴムの出番です!
対策として・・防水ゴムを引き出してから・・清掃脱脂して・・ブチルゴムを巻いて・・元の位置にはめ込みます。
これで・・ここから漏れる事は無いでしょう。
そもそも・・ケーブルの防水ゴムはケーブルを真っ直ぐに出す形状なのに・・現状はケーブルに釣られかなり斜めになってます。
本来の取り回しが・・黄色い線なので・・かなり斜めで無理な取り回しです。
こんな無理な取り回しが・・防水ゴムに負担を掛けてたのです!!
そこで対策として・・比較的直線的にケーブルが出る様な取り回しに変更です。
これで・・ボンネットを開ける度に・・斜め方向の力が発生する事も無くなります。
その後・・室内の水漏れは止まり・・バッチリでした!
比較的簡単な作業で・・助かりました。 SK
★ちなみに・・今回の作業で止まらなかったら・・ピラーのつなぎ目です。
参考作業もリンクしておきます。
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