
弊社の仕事・実例集のための第2HPです。
0952-73-2411
佐賀県小城市三日月町石木166-1
ワゴンRのエアコンが効かない案件でご入庫です。
バンパーを外してしっかり点検をして原因究明と修理プランをたてます。
カーエアコンはフロンガスをコンプレッサーで圧縮して。
室内側のエバポレーターでフロンガスを開放した時の冷気で冷やしてます。
点検の結果コンプレッサー内部が壊れてるのが原因と判別できました。
問題は壊れたコンプレッサーの破片がフロンガスと一緒にエアコン経路全体を汚してる事態です。
コンプレッサーは精密機械なので交換しても再び破片が循環したら壊れてしまいます。
内部洗浄は再故障のリスクを伴うので除外です。
なので今回は費用がかかりますがエアコンシステム一式を交換します。
家庭用エアコンみたいにまとめて交換出来れば楽ですが・・・部品一個一個交換する必要があります。
分解作業が多いですが・・・頑張ります!。
リビルトコンプレッサーと交換します。
中古部品の再生品ですが保証付きなので安心の部品です。
コンデンサーは圧縮されて高温になったフロンガスを冷やす装置です。
コンデンサーは社外品の新品と交換します。
内部に入り込んだ異物は除去不可能です。
特に内蔵のドライヤー(綿みたいな部品)は異物をかみ込むので特に危険です。
配管の中もゴミなどが残ってると危ないです。
相対的に安価な部品なので同時交換が吉ですね。
短い配管は掃除も可能ですが・・・完璧に掃除されてるか確認が困難ですね。
安い配管一つで故障再発は悲惨な事です。
エバポレーターやエキパンなども交換しました。
写真は組み付け後ですが、インパネは外さないと作業出来ません。
室内部品です、アミアミがエバポレーターで顔みたいな部品がエキスパンションバルブです。
それにしてもコンプレッサーが壊れると広範囲にダメージが及びますね。
フロンガスと冷却水をチャージして様子を見ます。
ほとんどの部品を交換してるので治って当然ですが・・・。
経験則でベストな修理方法なので仕方ありません。
忘れかけていた新車当時の冷却能力が戻りました、冷え冷えですね。
今回のように異物がガス経路に廻ってしまうと大掛かりな修理になります。
単純なガス漏れなら漏れてる箇所を修理すれば済みますが・・・今回は運が悪かったとしか言えませんね。
修理見積を出す協和自動車としても全部交換で高額修理は心苦しいですよ。
安価な耳当りの良い見積もりをしたいトコですが・・・・。
例えば今回はコンプレッサーのみを交換したとするとします、しばらくは普通に動くでしょう。
でも、もし以前の異物がコンプレッサーに廻ってしまうと再び故障するでしょう。
もちろん再びコンプレッサーも交換になります。
するとお客様は再び修理が必要になりお金も時間も掛かります。
それでは協和自動車もお客様も不幸のスパイラルにはまってしまいます。
協和自動車としても出来れば安い修理代を提示してあげたいですが・・・・。
近い内に再び故障が再発するような修理は行いません。 SK
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