
弊社の仕事・実例集のための第2HPです。
0952-73-2411
佐賀県小城市三日月町石木166-1
皆さんお元気ですか?バッチリ!カトシンです。
いすゞエルフはベストセラーの小型トラックです。
実質は・・・トヨタ日野連合のダイナ・トヨエース・デュトロ
の3車種を合算すると・・・???ですけどね。
いずれにしても・・いすゞの少ない販売網で善戦してるだけ・・・
商品力が確かなのは間違いないです。
そんなエルフのダンプは使い勝手が最高です。
何せ・・・荷下ろしがレバー1つで済みますからね。
10トン分・・手積み手卸しの経験をした者としては・・・。
非常に羨ましく感じますね。
もし10トン箱車の荷台が上がり・・荷下ろし出来たら・・・
どんなに楽だったでしょう。
しかー--し!荷台が上がらなくなったダンプは最悪です。
今回も積載時に荷台が上昇しなくなり・・・手卸しされた
ようです・・・お疲れ様でした。
現状、空荷だと・・・アクセルを吹かせば少しずつ上昇出来ます。
しかし・・・弱々しく・・遅いので・・・ダメですね。
出来るだけ早く仕事に復帰させる必要があるので・・・。
急いで修理します。
ダンプの荷台は・・エンジンの力で油圧ポンプを
動かして・・・重い荷台を持ち上げる仕組みです。
最初に確認するのは・・・作動油が入ってるか?です。
作動油が少ないと・・・荷台を押し上げる油が足りない
ので・・・上がらなくなります。
点検したら・・・?
正常に作動油は入ってました。
このダンプは・・・普段は土砂の運搬はしてません。
コメや麦の収穫時がメインの戦場です。
なので・・・ぶっちゃけ・・・使用頻度は少ないです。
その状況証拠から・・・ポンプの故障は考えにくいです。
それを踏まえて・・点検を進めると・・・?
犯人はPTOワイヤーに・・たどり着きました。
強制的に・・・PTOを作動させれば・・荷台は動いた
からです。
PTO??PTOはパワーテイクオフの略で・・エンジンの動力
を分岐させて・・走行以外でエンジンの動力を利用する
装置です。
農業用トラクターが走行と耕運を行うのと同じですね。
悪かったのは・・・PTOを制御するワイヤーです。
レバーを引いても・・・ワイヤーが悪いので・・ポンプに
流れる油が少なくなり・・荷台が上がらないのでした。
PTOワイヤーを組み替えて・・微調整します。
荷台が上がるので・・作業性は良好ですね。
荷台の落下だけには・・要注意です。
PTOワイヤー交換で・・・アイドリング程度でも
荷台は元気よく上昇します。
これで・・仕事に復帰出来ますね。
写真のあおりは・・・穀物収穫用です。
上からコンバインで収穫したコメや麦を入れます。
満載してても・・・後部あおりは開くので・・・
ダンプ一発で荷下ろし可能な優れものです。
コンバインは動き続けるので・・・急いで畑と倉庫の
往復を行う必要があります。
このあおりは・・・その為に作られた特別品ですね。
収穫時以外は普通のダンプにもなるのがポイントです。
観察すると・・良く出来てるのが分かりました。 SK
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