
弊社の仕事・実例集のための第2HPです。
0952-73-2411
佐賀県小城市三日月町石木166-1
皆さんお元気ですか?バッチリ!カトシンです。
売れに売れた・・30プリウス・・です。
街で見かけない日はありませんね。
しかし・・前期型になると・・年式も古くなります。
すると起こるのが・・エンジンガクガク現象です。
特にアイドリング時にエンジンの振動が酷くなり・・・
止まりそうになってしまいます。
エンジンチェックランプも点灯してまして・・・
最悪・・走行不能になる恐ろしい病気です。
速やかな・・修理が必要ですね。
このエンジンガクガク現象は・・30プリウスアルアルです。
もう1世代前の20プリウスとはエンジンが違うので・・・
30プリウス特有の現象です。
やがて・・同じエンジンの50プリウスでも起こるかもしれませんが。
現在は・・年式的に30プリウス前期型が多い状態です。
原因は・・EGRバルブの詰まりです。
EGRバルブは排気ガスをもう一度・・吸気に回す装置です。
排気ガスには・・まだ燃え切ってないガソリン分があります。
それを再使用する事で・・排気ガスをクリーンにするのです。
しかし・・・排気ガスには燃えカスのスス(煤)が混入してます。
大した事ない量ですが・・時間の経過と共に・・溜まっていきます。
その煤が・・詰まる事で・・空気の流れが悪くなり不調になります。
昔のEGRは・・単純に循環させてただけですが・・。
より高度な制御の為に・・電動で開き具合の制御をしてます。
すると・・どうしても経路が狭くなり・・詰まりやすくなるのです。
上の黒い箇所にモーターがあり・・流量を調整してます。
詰まったEGRバルブ
新品のEGRバルブ
比べて見ると・・・一目瞭然ですね。
当然・・内部もコテコテなので・・交換です。
DIYなら内部清掃もアリかも?ですが・・・。
内部詰まりによる抵抗増加でモーターのダメージも
考えられます。
基本的にコレ・・分解不可部品なので・・・。
清掃して・・組付けて・・後日に再発してら・・・
再び分解になるので・・新品交換がオススメです。
高温の排気ガスを再びエンジンに吸わせるには・・・
冷やす必要があります。
奥に・・ラジエーター状の冷却装置が見えます。
ここを通過する事で・・排気ガスを冷やすのですね。
・・・当然・・ここも真っ黒です。
本来は・・この部品も交換するのがベストですが・・。
今回はまだ・・詰まりきって無いので・・考え物です。
修理費用の関係もあって・・今回は清掃で済ませます。
エアーで吹かすと・・黒いススが・・噴き出してきます。
黒い空気が出てるので排出してる分もありますが・・・。
考えようでは・・押し込んでる分もあるハズです。
複雑な形状の内部は・・キレイにはなりきれません。
なので・・考え物なのです。
中間のパイプ内部も・・ほぼ塞がれてました。
そこで・・超強力パイプフィニッシュ?の登場です。
はい・・・エンジンコンディショナーです。
徐々に溶かしながら・・パイプブラシで掃除です。
・・・どうですか?新品みたいでしょ?
新品EGRバルブと掃除したパイプを組付けます。
エンジンと追加されたハイブリッドシステムで・・・
ハイブリッド車のエンジンルームは狭いです。
写真はまだ組付け中ですが・・・
組付け後・・コンピューターをリセットしたら・・・。
はい、絶好調なエンジンに戻りました。
これで・・まだまだ乗れますね。
ハイブリッド車の低燃費の秘訣は・・エンジンの出番を
減らすからです。
エンジンが掛かっても・・比較的低い回転で抑えてます。
でも・・低い回転数ばかりを使うと・・煤が溜まります。
最近のクリーンディーゼルも・・短時間ばかりの使用を
続けると・・煤が溜まって・・エンジンが壊れます。
・・・そうです!エンジンは高回転まで回す必要があるのです。
もちろん・・毎回・・高回転までぶん回す必要はありませんが。
ひと月に1回位は・・レッドゾーンの半分以上の回転数を
ガンガン使う・・リハビリが必要です。
すると内部に溜まった煤などが・・剥がれてキレイになります。
エンジン洗浄添加剤も良いですが・・・。
先ずは・・回転数を上げての・・自己洗浄が優先です。
・・・そのようなリハビリ?トレーニングを定期的に経てきた
エンジンは・・走行距離が伸びても・・元気なエンジンのコン
ディションを維持出来てるのです。
・・・まんま・・・人間と同じですね。 SK
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