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20系アルファード エアコン冷えない・・ついでに異音までしてます

 20系アルファード・・エアコン効かない+異音

皆さんお元気ですか?バッチリ!カトシンです。

今回は20系アルファードの修理です。

20系の時代はアルファードよりヴェルファイアの方が売れてましたね。

2022年の今・・改めて見ると・・確かに大人し過ぎの見た目です。

その反省からか・・メッキを増やした30系は・・アルファードの圧勝です。


その事から・・フォーマルデザインでメッキ分が多いとヒットする・・法則が見えてきます。

成功の法則が分かった以上・・次の型のアルファードのデザインも楽しみですね。


しかし・・このアルファード・・エアコンが効かない上に・・エンジンから変な音までしてます。

原因を突き止めて・・出来るだけ安く修理完了を目指します。


極論だと・・エアコンシステム全部交換すれば直りますが・・それでは芸が無さすぎますから・・。

 エアコンが効かない原因

早速・・マニホールドゲージを接続して・・原因を探します。

試しに・・エアコンガスを補充してみると・・異常な内部圧力が出ました。

・・・これは・・エアコンコンプレッサーの故障ですね。


一応・・その仮定を立てて・・診断機での点検や・・室内側ユニットの点検を行います。

エアコンフィルターを外してみて・・エアコン内部も点検しましたが・・異常は見られません。

もしも・・室内側でガス漏れなどがあったら・・内部がオイルでベトベトになるので・・分かります。


その他・・点検の結果・・やはりエアコンコンプレッサーの故障と断定出来ました。


エンジンの異音も・・故障したコンプレッサーから出てました。

聴診器をコンプレッサーに当てて聞いてみると・・良く分かりますよ。

 部品が到着しました

今回交換する部品は・・エアコンコンプレッサーとドライヤーです。

コンプレッサーはエアコンガスを圧縮する装置です。

ドライヤーは・・見た目は不織布みたいな乾燥材で・・エアコンの内部経路の水分を除去してます。

不織布状なので・・ゴミや異物もキャッチしてます。


今回は・・コンプレッサー故障時に・・何かしらの異物が内部に流出した可能性があります。

なので・・ドライヤーを交換する事で・・内部異物を除去します。


せっかくコンプレッサーを交換しても・・再び異物で故障したら・・残念ですからね。

 ここにコンプレッサーがあります

矢印の位置にコンプレッサーが見えますね。

コンプレッサーはエンジンの比較的低い位置にあるので・・・。

冠水路などに突っ込むと・・水没します。

当然・・故障の原因となるので・・ご注意ください。

 スタッドボルトが・・邪魔です

うー-ん・・コンプレッサーが抜けません・・。

コンプレッサー固定ボルトの1つがスタッドボルトだからです。

知恵の輪の様に・・ひねれば・・・・・抜けません!


大人しく・・スタッドボルトをエンジンから外すのが・・結果的に早いですよ。

 再び再生されて・・帰ってくるかも?

今回はリビルトコンプレッサーを使用して・・コストを抑えてます。

今回・・壊れたコンプレッサーも・・再生業者で修理されて・・リビルト品として再流通します。

なので・・将来的に・・再び帰ってくるかもしれません。

それだから・・故障品だから・・と言って・・乱暴には扱えません。


お互い様ですからね。

 リビルドコンプレッサー装着!

リビルトコンプレッサーが収まりましたね。

厄介な・・スタッドボルトも見えます。


リビルト品は外観もキレイですね・・中古品とはひと味違います。


中古車で・・コンプレッサーやオルタネーターなどだけキレイだったら・・儲けものです。

その部分は・・故障する心配が少ないですからね。

 ドライヤーも交換します

コンプレッサーを取り付けたので・・ドライヤーを交換します。

20系アルファードの場合は・・ラジエーターグリルを外して・・ラジエーターサポートを浮かせる必要があります。

ボルト止めなので・・助かりますね。


ラジエーターサポートとは・・ホーンが付いてる位置の・・骨格です。

すると・・コンデンサーが動くので・・ドライヤーの交換が可能になります。

 復元作業中です

ドライヤーも交換したので・・真空引き後・・ガスを入れて・・エアコンの動作チェックです。

はい・・ちゃんと冷えてるのを確認しました。


グリルやアンダーカバーを組付けて・・完成が近いですね。

 冷え冷え・・エアコンに復活ですよ

その後・・試運転を行い・・初期不良のチェックをします。

アイドリング時と走行時では・・条件が違うので・・実走テストも肝心です。

はい・・リアエアコンもちゃんとOKですよ。

これで・・暑い真夏でも・・車内は快適でしょう・・やったね!


カーエアコン修理は・・原因を突き止めるのが・・一番重要です。

ガスが極端に少なかったら・・漏れてる位置探しも重要ですが・・

何故漏れたのか?まで追求する必要があります。


コンプレッサーの圧力が異常だと・・ガスが漏れてる箇所を修理しても・・再び別の弱い箇所から漏れてきます。

その・・根本的な原因を追究するのに・・時間が必要なのです。

なので・・単純な部品交換工賃は当然ですが・・故障個所診断料金も高めになります。

また・・部品自体も・・高額品が多いので・・

エアコン修理代は・・どうしても・・高めになってしまいます。      SK



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