
弊社の仕事・実例集のための第2HPです。
0952-73-2411
佐賀県小城市三日月町石木166-1
皆さんお元気ですか?バッチリ!カトシンです。
今回は20系アルファードの修理です。
20系の時代はアルファードよりヴェルファイアの方が売れてましたね。
2022年の今・・改めて見ると・・確かに大人し過ぎの見た目です。
その反省からか・・メッキを増やした30系は・・アルファードの圧勝です。
その事から・・フォーマルデザインでメッキ分が多いとヒットする・・法則が見えてきます。
成功の法則が分かった以上・・次の型のアルファードのデザインも楽しみですね。
しかし・・このアルファード・・エアコンが効かない上に・・エンジンから変な音までしてます。
原因を突き止めて・・出来るだけ安く修理完了を目指します。
極論だと・・エアコンシステム全部交換すれば直りますが・・それでは芸が無さすぎますから・・。
早速・・マニホールドゲージを接続して・・原因を探します。
試しに・・エアコンガスを補充してみると・・異常な内部圧力が出ました。
・・・これは・・エアコンコンプレッサーの故障ですね。
一応・・その仮定を立てて・・診断機での点検や・・室内側ユニットの点検を行います。
エアコンフィルターを外してみて・・エアコン内部も点検しましたが・・異常は見られません。
もしも・・室内側でガス漏れなどがあったら・・内部がオイルでベトベトになるので・・分かります。
その他・・点検の結果・・やはりエアコンコンプレッサーの故障と断定出来ました。
エンジンの異音も・・故障したコンプレッサーから出てました。
聴診器をコンプレッサーに当てて聞いてみると・・良く分かりますよ。
今回交換する部品は・・エアコンコンプレッサーとドライヤーです。
コンプレッサーはエアコンガスを圧縮する装置です。
ドライヤーは・・見た目は不織布みたいな乾燥材で・・エアコンの内部経路の水分を除去してます。
不織布状なので・・ゴミや異物もキャッチしてます。
今回は・・コンプレッサー故障時に・・何かしらの異物が内部に流出した可能性があります。
なので・・ドライヤーを交換する事で・・内部異物を除去します。
せっかくコンプレッサーを交換しても・・再び異物で故障したら・・残念ですからね。
矢印の位置にコンプレッサーが見えますね。
コンプレッサーはエンジンの比較的低い位置にあるので・・・。
冠水路などに突っ込むと・・水没します。
当然・・故障の原因となるので・・ご注意ください。
うー-ん・・コンプレッサーが抜けません・・。
コンプレッサー固定ボルトの1つがスタッドボルトだからです。
知恵の輪の様に・・ひねれば・・・・・抜けません!
大人しく・・スタッドボルトをエンジンから外すのが・・結果的に早いですよ。
今回はリビルトコンプレッサーを使用して・・コストを抑えてます。
今回・・壊れたコンプレッサーも・・再生業者で修理されて・・リビルト品として再流通します。
なので・・将来的に・・再び帰ってくるかもしれません。
それだから・・故障品だから・・と言って・・乱暴には扱えません。
お互い様ですからね。
リビルトコンプレッサーが収まりましたね。
厄介な・・スタッドボルトも見えます。
リビルト品は外観もキレイですね・・中古品とはひと味違います。
中古車で・・コンプレッサーやオルタネーターなどだけキレイだったら・・儲けものです。
その部分は・・故障する心配が少ないですからね。
コンプレッサーを取り付けたので・・ドライヤーを交換します。
20系アルファードの場合は・・ラジエーターグリルを外して・・ラジエーターサポートを浮かせる必要があります。
ボルト止めなので・・助かりますね。
ラジエーターサポートとは・・ホーンが付いてる位置の・・骨格です。
すると・・コンデンサーが動くので・・ドライヤーの交換が可能になります。
ドライヤーも交換したので・・真空引き後・・ガスを入れて・・エアコンの動作チェックです。
はい・・ちゃんと冷えてるのを確認しました。
グリルやアンダーカバーを組付けて・・完成が近いですね。
その後・・試運転を行い・・初期不良のチェックをします。
アイドリング時と走行時では・・条件が違うので・・実走テストも肝心です。
はい・・リアエアコンもちゃんとOKですよ。
これで・・暑い真夏でも・・車内は快適でしょう・・やったね!
カーエアコン修理は・・原因を突き止めるのが・・一番重要です。
ガスが極端に少なかったら・・漏れてる位置探しも重要ですが・・
何故漏れたのか?まで追求する必要があります。
コンプレッサーの圧力が異常だと・・ガスが漏れてる箇所を修理しても・・再び別の弱い箇所から漏れてきます。
その・・根本的な原因を追究するのに・・時間が必要なのです。
なので・・単純な部品交換工賃は当然ですが・・故障個所診断料金も高めになります。
また・・部品自体も・・高額品が多いので・・
エアコン修理代は・・どうしても・・高めになってしまいます。 SK
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