
弊社の仕事・実例集のための第2HPです。
0952-73-2411
佐賀県小城市三日月町石木166-1
皆さんお元気ですか?バッチリ!カトシンです。
本日のお題は・・ホンダCR-Zのドア分解です。
登場前のホンダCR-Zは・・かつてのCR-Xを彷彿させて・・期待値が高かったです。
何せ・・CR-Xは軽量コンパクトボデーに・・1600CCスポーツエンジンを積んだ・・リトルモンスターでしたので・・。
今どきのイメージだと・・軽のN-ONEに160馬力のエンジンを積んでる様な物です。
そんなCR-Xの後継車と勘違いされてしまったのが・・間違いの始まりでした。
CR-Zは低燃費と販売の要請で・・ハイブリッド化しまして・・重たくなりました。
CR-Xは当時から「紙の様なボデー」と呼ばれてて・・異常に軽かったですが・・現在の厳しい衝突安全基準では・・当時の様な軽量化は不可能です・・で・・重たくなりました。
はい・・CR-Zは見た目こそ小さいですが・・決して軽い車ではありません。
CR-Xは800キロから1000キロでしたが・・CR-Zは1260キロもありますから・・。
なので・・期待ほど・・過激な走りではありません。
故に・・「ガッカリ・・」コメントが多かった・・と評価されてます。
・・・しかし・・筆者の考えは違います。
CR-Xは・・当時のスポーツハッチブームの影響で・・バリバリのスポーツカーと勘違いされてますが・・。
過激だったのは・・特別なSi-Rグレードで・・大半は普通の1500エンジンで・・スポーツイメージの普通の車です。
更に3代目CR-Xデルソルは・・電動オープンカーの・・完全なファッションカーです。
そうです・・マニアが勝手にCR-X=スポーツカーと勘違いしてるだけで・・。
当時から・・シビッククーペのポジションです。
なので・・CR-Xの後継車であるCR-Zも・・ファッショナブルな普通の車であるのが・・当然なのです。
そうです・・只の・・フィットクーペ・・ですから・・これで良いのです。
まあ・・無駄話は置いておいて・・ドアの分解を始めましょう。
先ずはドア内装を外します。
赤丸の部分に固定ビスがあります。
黄色丸部分のガーニッシュも外す必要がありますね。
その後・・内装周囲のクリップを外す・・流れです。
インナードアハンドルのビスはカバーに隠れてます。
カバーには爪を解除する穴が上にありますので・・爪を押し下げながら・・カバーを手前に引き抜きます。
爪を押し下げるピックと・・手前に引き出すヘラを併用すると良いでしょう。
お次は・・パワーウインドウスイッチを外します。
写真のゴムマット?を外すと・・ビスが出てきます。
ビスを外したら・・パワーウインドウスイッチ本体を外します。
前方に出っ張りが引っかかってるので・・後方を持ち上げて外します。
硬い場合・・内装後方を少しめくり・・内装裏から手で押し上げれば・・簡単です。
パワーウインドウスイッチを外すと・・目的の固定ビスが現れるので・・外します。
ドアのフットランプ(カーテシランプ)ですが・・レンズを外しても・・意味がありません。
内装裏から・・ソケットを外して・・電球を引き抜くしかありません。
何せ・・コネクターはありませんから・・。
同時に・・ハーネスが内装裏に固定されてるオマケ付きです。
今のうちに外しておきましょう。
1分も光ってた豆電球は・・非常に熱いので・・外す際は火傷に注意です。
ここの箇所に・・コネクター位・・欲しいですね。
ガーニッシュを外す際は・・ガラスラン側にある爪を折らない様に・・注意しましょう。
単純に引き抜くと・・大概壊れますよ。
コツは・・ガーニッシュをガラス側に引っ張りつつ・・手前に引き抜く要領です。
インナードアハンドルは・・内装の穴をくぐらせて・・ドアに残します。
知恵の輪的に・・通過が難しいですが・・通りますよ。
ドアミラーはナット3個で・・簡単ですね。
個人的には・・内装を分解しなくても・・コネクターにアクセス出来るのを希望します。
ドアミラーの故障は・・いまだに多いですからね。
ドア外装のガーニッシュは・・赤丸のビス2本を外してから・・。
上に引き上げて・・抜き取ります。
水切りモールが引っかかりますが・・大した問題にはなりませんよ。
この車の水切りモールは・・両端が固定されるので・・爪が緩くなってますから・・。
最後は・・超難敵の・・ホンダの運転席アウタードアハンドルの分解です。
はい・・このドアハンドル分解は・・A級難易度を誇ります。
毎日の様に・・ドア分解を行ってる筆者でも・・正直言って・・嫌です。
皆さんにも・・同じ苦労は掛けたくないので・・別のページで詳しく解説します。
はい・・このドアハンドル・・無駄に複雑な構造をしていて・・全く理解できません。
全く・・少しは他のメーカーを見習って欲しいですね。
ホンダが・・電気自動車の分野でソニーと手を結ぶ様ですね・・。
正に・・異端と呼ばれるメーカー同士で提携したのが・・筆者の感想です。
かつての・・ホンダの逆回転エンジンに代表される様に・・他のメーカーとは異端です・・。
ソニーも・・かつてのベータ方式やメモリースティックなど・・特殊規格を貫く・・イメージです。
その2社が1台の車を造ったら・・さぞかし・・ぶっとんだ車になりそうですね。
よっぽど・・カリスマなリーダーが主導しないと・・ダメでしょうね。
両社の技術者共に・・技術力は高そうですが・・恐ろしく頑固そうですからね・・筆者の勝手な思い込みですが・・。
逆に良い方向に向かえば・・テスラを超える車を生み出すでしょう。
期待してますよ。 SK
次の記事ホンダCR-Z 運転席ドアハンドル分解方法
前の記事スズキ スペーシア 給油口が開かない 修理と対策
現在のアクセス数2025年5月末現在 4103967アクセス
整備工場ホームページランキング 全国2位(1100社中)シナジーデザイン株式会社調べ
以下は・・バックナンバーです