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アルトラパン エアコン効きが悪い・・エアコン修理

 アルトラパン・・エアコンの効きが悪い

皆さんお元気ですか?バッチリ!カトシンです。

アルトラパンのエアコンの効きが悪い・・との事で・・ご入庫です。

本日・・最高気温27度の日で・・効きが悪いのでは・・・真夏の38度では・・殆ど冷えないでしょう。


気になったのは・・室内の匂いです・・エアコンガスの独特の匂いがしてます。

試しに・・エアコンフィルターを外してみると・・内部がオイルでベトベト・・です。

取り敢えず・・エアコンの室内機から・・ガス漏れですね・・。




 ガス不足・・ですね

原因は1つとは限りません。

大本の原因があり・・その影響で・・別の部品が故障する事も有りますから・・。

マニホールドゲージを接続してみて・・エアコン機能トータルのチェックも行います。


テストガスを追加して・・チェックすると・・コンプレッサーの能力も落ちてました。

危ない・・ところでしたね・・。


ここまでの点検から・・コンプレッサー・ドライヤー・エバポレーターの交換が必要と・・判断出来ました。


早速・・お見積もりの連絡を行い・・部品の発注です。



この様に・・お見積もりして・・OKを頂いたら・・部品を発注するのですが・・。

普通・・お見積もりの直後に・・部品発注の電話を入れます。

なので・・1時間後に「やっぱりキャンセル・・」と言われても・・無理な事が多いです。

いちど部品発注すると・・その直後にオンラインでメーカーなどに発注指示が入るので・・
取り消すとなると・・非常に困難なのです。

お気をつけてくださいね。


最悪・・キャンセル料が必要になりますので・・。

 エアコン室内機を取り外します

車内のエアコン室内機を取り外しました。

インパネは・・部品点数が多いので・・大変です。

 エアコン内部が・・オイルでベタベタです

取り出したエアコン室内機を・・更に分解していきます。

室内機は・・扇風機とヒーターと冷房ユニットの・・大きく3個の集合体です。


その中の・・冷房ユニットの部品を交換するのが目的ですが・・。

エアコン内部の・・あらゆる部品が・・漏れ出したエアコンオイルでベタベタです。

写真の・・黄色っぽいのが・・エアコンオイルですね。


当然ですが・・内部ユニットのベトベトも・・清掃が必要です。

・・・それが・・意外と大変なんですよ・・。

 室内機を組付けます

エバポレーター交換と・・清掃が済んだら・・組付けます。

インパネを付けてしまうと・・もう触れない部品が多いので・・チェックが肝心です。

 室外機も修理します

室内が終わったので・・今度は室外機の順番です。

室外機側は・・コンプレッサーとドライヤーを交換します。


取り敢えず・・バンパーを外して・・作業開始です。

 エアコンコンプレッサーを交換します

コンプレッサーはエアコンガスを圧縮する・・エアコンの核心部です。

見た目は小さいですが・・強力なエンジンの力を利用するので・・家庭用エアコン同等以上の能力があります。


何せ・・車は・・断熱材の無い・・ガラス張りの温室みたいな物なので・・家に比べて条件は厳しいのです。

 コンデンサーは無事ですが・・

コンデンサー・・フロントバンパーの隙間から・・チラ見えしてる・・アミアミです。

今回はコンデンサーからの漏れはないので・・大丈夫??

いえ・・コンデンサーの中に「ドライヤー」が入ってるので・・交換が必要です。


Cリングを外して・・黒く硬い・・キャップを外します。

再使用は不可能なので・・コーススレッドをねじ込んで・・ネジを引っ張ります。


コンデンサー本体は・・柔らかいアルミ素材なので・・変形が怖いです。

なので・・再使用出来ないキャップを犠牲にして・・コンデンサーを守るのです。

 ドライヤーを交換します

頑張って・・外したキャップの奥には・・ドライヤーがあります。

案の定・・黒っぽく・・汚れてますね・・。

ドライヤーは不織布で出来てまして・・異物や汚れを吸着します。

この汚れが・・再循環したら・・ヤバいですからね。



ドライヤーの本来の目的は・・エアコン経路の水分の除去が・・メインの目的です。

なので・・ガスが完全に抜けた車は・・必ず交換が必要です。

空気中の・・大量の水分を取り込んでしまいますからね・・。

 冷え冷えの・・快適車に戻りました

エアコン経路の真空引きを行いながら・・冷却水を補充します。

エアコン室内機を外した際に・・ヒーターの冷却水が漏れますからね・・。

真空引きが終わって・・気密が確認出来たら・・エアコンガス重量を計測しながら・・ガスを入れます。


・・・修理前とは全く違う・・冷たい・・風が出てきました。

ちなみに・・修理前は・・涼しい・・風でしたので・・全く違いますね。

これなら・・連日40度近くなる・・灼熱佐賀でも・・快適でしょう。



カーエアコンの修理は・・思い切って・・多くの部品を交換してしまう事です。

ガス漏れの箇所のみ・・部品交換すれば・・取り敢えずは直るでしょう。

しかし・・肝心なコンプレッサーなどは・・徐々に能力が落ちていく・・消耗品です。

なので・・10年も経過した車で・・ガス漏れなら・・コンプレッサーも同時交換がお勧めです。

今まで10年大丈夫だったなら・・交換後10年は大丈夫な発想です。


部品が時間差で壊れてく事態は・・最悪ですので・・。      SK


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