
弊社の仕事・実例集のための第2HPです。
0952-73-2411
佐賀県小城市三日月町石木166-1
皆さんお元気ですか?バッチリ!カトシンです。
アルトラパンのエアコンの効きが悪い・・との事で・・ご入庫です。
本日・・最高気温27度の日で・・効きが悪いのでは・・・真夏の38度では・・殆ど冷えないでしょう。
気になったのは・・室内の匂いです・・エアコンガスの独特の匂いがしてます。
試しに・・エアコンフィルターを外してみると・・内部がオイルでベトベト・・です。
取り敢えず・・エアコンの室内機から・・ガス漏れですね・・。
原因は1つとは限りません。
大本の原因があり・・その影響で・・別の部品が故障する事も有りますから・・。
マニホールドゲージを接続してみて・・エアコン機能トータルのチェックも行います。
テストガスを追加して・・チェックすると・・コンプレッサーの能力も落ちてました。
危ない・・ところでしたね・・。
ここまでの点検から・・コンプレッサー・ドライヤー・エバポレーターの交換が必要と・・判断出来ました。
早速・・お見積もりの連絡を行い・・部品の発注です。
この様に・・お見積もりして・・OKを頂いたら・・部品を発注するのですが・・。
普通・・お見積もりの直後に・・部品発注の電話を入れます。
なので・・1時間後に「やっぱりキャンセル・・」と言われても・・無理な事が多いです。
いちど部品発注すると・・その直後にオンラインでメーカーなどに発注指示が入るので・・
取り消すとなると・・非常に困難なのです。
お気をつけてくださいね。
最悪・・キャンセル料が必要になりますので・・。
車内のエアコン室内機を取り外しました。
インパネは・・部品点数が多いので・・大変です。
取り出したエアコン室内機を・・更に分解していきます。
室内機は・・扇風機とヒーターと冷房ユニットの・・大きく3個の集合体です。
その中の・・冷房ユニットの部品を交換するのが目的ですが・・。
エアコン内部の・・あらゆる部品が・・漏れ出したエアコンオイルでベタベタです。
写真の・・黄色っぽいのが・・エアコンオイルですね。
当然ですが・・内部ユニットのベトベトも・・清掃が必要です。
・・・それが・・意外と大変なんですよ・・。
エバポレーター交換と・・清掃が済んだら・・組付けます。
インパネを付けてしまうと・・もう触れない部品が多いので・・チェックが肝心です。
室内が終わったので・・今度は室外機の順番です。
室外機側は・・コンプレッサーとドライヤーを交換します。
取り敢えず・・バンパーを外して・・作業開始です。
コンプレッサーはエアコンガスを圧縮する・・エアコンの核心部です。
見た目は小さいですが・・強力なエンジンの力を利用するので・・家庭用エアコン同等以上の能力があります。
何せ・・車は・・断熱材の無い・・ガラス張りの温室みたいな物なので・・家に比べて条件は厳しいのです。
コンデンサー・・フロントバンパーの隙間から・・チラ見えしてる・・アミアミです。
今回はコンデンサーからの漏れはないので・・大丈夫??
いえ・・コンデンサーの中に「ドライヤー」が入ってるので・・交換が必要です。
Cリングを外して・・黒く硬い・・キャップを外します。
再使用は不可能なので・・コーススレッドをねじ込んで・・ネジを引っ張ります。
コンデンサー本体は・・柔らかいアルミ素材なので・・変形が怖いです。
なので・・再使用出来ないキャップを犠牲にして・・コンデンサーを守るのです。
頑張って・・外したキャップの奥には・・ドライヤーがあります。
案の定・・黒っぽく・・汚れてますね・・。
ドライヤーは不織布で出来てまして・・異物や汚れを吸着します。
この汚れが・・再循環したら・・ヤバいですからね。
ドライヤーの本来の目的は・・エアコン経路の水分の除去が・・メインの目的です。
なので・・ガスが完全に抜けた車は・・必ず交換が必要です。
空気中の・・大量の水分を取り込んでしまいますからね・・。
エアコン経路の真空引きを行いながら・・冷却水を補充します。
エアコン室内機を外した際に・・ヒーターの冷却水が漏れますからね・・。
真空引きが終わって・・気密が確認出来たら・・エアコンガス重量を計測しながら・・ガスを入れます。
・・・修理前とは全く違う・・冷たい・・風が出てきました。
ちなみに・・修理前は・・涼しい・・風でしたので・・全く違いますね。
これなら・・連日40度近くなる・・灼熱佐賀でも・・快適でしょう。
カーエアコンの修理は・・思い切って・・多くの部品を交換してしまう事です。
ガス漏れの箇所のみ・・部品交換すれば・・取り敢えずは直るでしょう。
しかし・・肝心なコンプレッサーなどは・・徐々に能力が落ちていく・・消耗品です。
なので・・10年も経過した車で・・ガス漏れなら・・コンプレッサーも同時交換がお勧めです。
今まで10年大丈夫だったなら・・交換後10年は大丈夫な発想です。
部品が時間差で壊れてく事態は・・最悪ですので・・。 SK
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